更新情報 独立行政法人 理化学研究所が,毎年行なってきた科学講演会(2005.10.11開催予定) とはじめて同時開催されるRIKEN Art & Science 展です. |
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RIKEN 科学講演会 同時開催 Art & Science展 に寄せて. |
このたび, 理化学研究所広報室のご提案により,理化学研究所播磨研究所, 神戸研究所の展示等と共に, Arsnote Lab.,,および神戸芸術工科大学・芸術工学研究科が企画協力し,アート作品の展示をおこないます。 Arsnote Lab.は、造形プロセスの研究と制作を行なっている研究所です。 一方,神戸芸術工科大学では、「形の科学から基礎デザインへ」というキャッチフレーズで大学院の科目を開設しております。 この展示では、RIKENから資料画像の提供もあって,科学的視点から芸術的視点へと至る過程を示すことができました。どうぞご高覧ください. |
神戸芸術工科大学大学院の科目である「芸術工学基礎論」の運営方針 および、神戸芸術工科大学による展示内容の詳細 |
アートは、私たちが自然や社会を観察することによって形成された概念を、現実の形として表現したものです。したがって、観察する対象が多くなると、それだけアートも豊かになりますね。「芸術工学基礎論」の授業では、理系の学部で体験するような実験観察や、手作業を体験してもらっております。現実の現象は常に衝撃的ですから、この作業によって、心のなかに必ず表現への衝動が生じます。授業のあとに課す宿題では、この衝動をアートとして表現してもらっておリます。 Art & Science展では、その成果の一部を展示します。実物の展示と、作品を写真に写して、パネルにアレンジしたものがあります。以下,いくつかを箇条書きで紹介しましょう。 ●時間という基本概念を学習することによって生まれた作品 |
Arsnote Lab.による 展示内容の詳細 |
この展覧会では,RIKENの研究紹介パネルと共に,一人の人間として,万人に共通であるべき科学的視点に,個性を含んだ総合性であるべき芸術的視点を加味し,制作した作品を展示いたします. Arsnote Lab. |
■作品の生まれ方 |
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1.客観的に観察された画像を元にした,形態としてやや写実性のある造形作品. |
科学的観察によって得られた映像に,主観を交えて表現としたもの.風景画や静物画,肖像画や具象彫刻のような,いわゆる写実的な造形表現. >>> >>> >>> |
2.自然の基本的な形や構造を抽象的に把握し,芸術・デザインに応用した造形作品 |
自然の基本的な造形的プロセスを,抽象的に把握して芸術・デザインに応用することで,形や構成のプロセス(アルゴリズム)を理解しながら,その構造を楽しめる造形作品です. >>> |
3.実験・観察などに使われる設備・機器及びそれらの原理を視覚的にデザイン化し,象徴的な構成を施した表現 |
科学の歴史的実在感や時代性に関わる重要な表現です.機器自体のデザインと共に,イラストレーションのような客観的,説明的な図化を含みます. <<>> |
4.観察対象の形やそのプロセスを抽象的に把握し,象徴的図像や要因を交えて再構成した造形作品. |
対象の抽象的観察によって獲得される視点に立ち,主観を交えながら再構成した表現.具象性と抽象性を綿密に織り込んだ造形的構成. >>> |
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